テトラ洞窟/Tetra Cave

📍概要

テトラ洞窟は、クタイシ周辺のカルスト地帯に点在する洞窟のひとつ。洞窟内部は比較的コンパクトながらも、鍾乳石や石筍などカルスト地形特有の造形を見ることができ、人工的なライトアップや大規模な整備が施された洞窟とは異なり、ナチュラルな雰囲気をより強く感じられるのが特徴です。
観光客の数も比較的少なく、ガイドがつくものの自分のペースにあわせて洞窟を観察できるため、派手さよりもじっくり観察したい人や、解説を楽しみたい人に向いています
クタイシ周辺の有名な洞窟群の中ではやや控えめな存在ですが、じっくりと洞窟内の静かな雰囲気を味わいたい人におすすめのスポットです。

プロメテウス洞窟は、個人観光でもあわせて訪問しやすいです。
また近隣の
オカツェ渓谷
オカツェ(キンチュハ)の滝
マルトヴィリ渓谷
サタプリア
も、ツアーやレンタカー、タクシーチャーターだと一緒に回ることができます。

⭐︎訪問レポート⭐︎

クタイシから、プロメテウス洞窟/Prometheus Caveと合わせての訪問がおすすめ。筆者も同日にまわりました。クタイシからツカルトゥボ行きのマルシュルートカにのり、ツカルトゥボの市内からタクシーで約10分Boltの使用も可能で、3ラリ程度でした。お天気が良かったり、歩くことを厭わない!という方であれば、頑張れば歩ける距離感でもあります。筆者もどちらかというと歩けるなら歩くかという派ですが、お天気が優れなかったことと、3ラリくらいならまぁいっかと思いタクシーを使用。

入口。森の中にひっそりと佇んでいます。

入り口からそのまま下っていくと、すぐにチケット売り場があります。
この洞窟も他の洞窟と同様、安全管理上自由見学は禁止。しかしここには、独特なツアーがありました。通常の解説ガイドツアーだけではなく、ワインティスティング付きのガイド洞窟療法(Speleotherapy)のいずれかを選ぶことができます。

ジョージア語、ロシア語、英語のいずれかの言語で対応してもらうことが可能です。他の観光客がいなかったので、マンツーマンのツアーでした。ガイドさんの準備を待ち、いざ出発。

テトラ洞窟の「テトラ」は、ジョージア語の“白い”を意味する「テトリ/თეთრი」に由来していると言われています。クタイシ周辺の他の洞窟と比べても鍾乳石の色が非常に白く、その特徴的な景観からこの名前がついたそうです。
ただしこの洞窟は、過去に人が生活の場として利用していた歴史もあり、入り口付近では火を使って生活していたため、鍾乳石の一部は煤の影響で黒っぽく変色しています。一方で奥へ進むとそうした影響はほとんどなく、本来の白い石灰質がそのまま残っており、より純粋な洞窟の表情を見ることができます。

白さ際立つ鍾乳石。他の洞窟と比較しても本当に白い。美しいです。

入り口付近の鍾乳石。奥の白さをみた後だと、「あ、本当に色が違う!」というのがよくわかりました。

洞窟の中間地点には解説用のパネルがあり、丁寧に説明してくれます。またこの洞窟の一定な温度を利用してさまざまなワインも保管されており、それらについても説明してくれました。ワインテイスティングツアーでは、ここで保管されたワインたちを洞窟の中でテイスティングすることができます

展示物。博物館のようになっています。
カゴに入れてワインが寝かせられています。

さらに、奥には洞窟療法(Speleotherapy)で利用されている空間もありました。Speleotherapy(洞窟療法)とは、自然の洞窟や岩塩坑などの地下環境で過ごすことによって治療を促す療法として知られています。空気中に浮遊する微細な塩分やミネラルを吸入することで、アレルギーや喘息などの呼吸器疾患の症状緩和や、健康増進目的として行われるそうで、東欧や中央アジアでは広く親しまれているものだそう。初回は45分程度から始まり、徐々に滞在時間を延ばしていき、最終的には2〜3時間ほど過ごすプそう。医師と一緒に訪れるケースもあるとのことで、リラクゼーションや治療の一環として利用されることがあるようです。
やや半信半疑ですが、そういう経験もできるとのことで、試してみるのもありかもしれません。

洞窟療法(Speleotherapy)用の場所。療養でなくとも、気持ちよさそうではある。

ガイドツアーは約30分。ガイドをしてくれた女性は、ジョージアの中でもかなり英語が堪能に話せる方で、洞窟の歴史をたくさん話してくれました。また、マンツーマンツアーだったことで質問もしやすく、全ての質問にもれなく答えてくれました(時々こういう時に、あまり答えてくれなくて「あぁ、あんまり詳しくないんだな・・・」と思うこともあるのですが、ここはそんなことなかった)。
ということで、洞窟自体はコンパクトですが、知識と経験を同時に深く結びつけることができ、個人的には大満足のツアーでした。

  • 洞窟独特の静かな雰囲気を味わいたい
  • いろんな知識を知りながら見てみたい
  • 少人数ツアーが好み
  • 洞窟内をじっくり見たい
  • 洞窟内でワインを飲むという貴重経験をしてみたい

という方にはとてもオススメです。

テトラ洞窟へのアクセス

【アクセス】

  • クタイシからタクシー、チャーター、ツアー
    • プロメテウス洞窟やオカツェ、マルトヴィリ渓谷などもおそらく1日でまわれるので、かなり効率よく回れると思います。
  • クタイシからツカルトゥボまでマルシュルートカ、ツカルトゥボからタクシー
    • クタイシセントラルバスステーションからマルシュルートカが出ています。30分に1本程度、たくさん出ているのですぐに乗れるはずです。

料金

  • ガイドツアー:20GEL
  • ガイドツアー + ワインティスティング:35GEL
  • 洞窟治療(Speleotherapy):25GEL

    ・・・など。その他は以下の画像からご確認ください(クリックで拡大できます)
※ 2026年5月現在。カード支払い可。

クタイシへのアクセス

トビリシから
🚌 マルシュルートカ
トビリシ・ディドゥべ(Didube/დიდუბე)駅前のバス停から、マルシュルートカで約3時間
または、大型バスがいくつか出ています。オンラインサイトで予約も可能です。
メトロのディドゥべ駅を出て右手進み、少し離れたところにある “オクリバ(Okuriba/ ოკურიბა)” のバス停からです。
オンラインサイトで予約した場合は、出発がオルチャタラ(Orchatara)バスステーションの可能性もあります。どのバスステーション発か、必ず確認しましょう。


🚃 電車
トビリシ・ステーションスクエア駅から電車で約3時間
オンライン・現地予約が可能です。当日購入もできます。電車で到着するのはクタイシ空港駅になるので市内から少し離れたところになりますが、市内へのバス・マルシュルートカも頻繁に出ているので足には困りません。

他の都市から

アハルツィヘ・ボルジョミから
アハルツィヘからは1日4本(8:30, 11:30, 14:45)出ています。
ボルジョミからは1日2本(9:00, 11:30)、9:00はバトゥミ行きで途中下車する形です。

ポティから
以下のスケジュールで出発しています。
ポティ発:6:25, 7:05, 8:10, 8:40, 9:05, 11:15, 12:05, 13:20, 14:50, 18:10

バトゥミ・コブレティ方面から
具体的な時間は分かりませんが、マルシュルートカが存在することは確かです。
この区間だと大型バスも運行していますので、そちらの利用がおすすめです。オンラインで予約できます。

※ マルシュルートカの時間は日にちによって変更があることもあります。前日にバス停で確認することをおすすめします。

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