📍概要
サタプリア自然保護区(Satapria Managed Reserve)は、クタイシ近郊にある自然公園で、森の中に残る恐竜の足跡と洞窟、森と景観を一気見できるスポット。整備された遊歩道を歩きながら、気軽に様々なタイプの自然を楽しめます。
園内には保存された恐竜の足跡が展示されており、このエリアが太古の昔にどんな環境だったのかを感じられるのが特徴。また、ここにはサタプリア洞窟もあり、プロメテウス洞窟などとはまた少し違った洞窟を味わえます。さらに、洞窟を抜けた後には森林地帯。の中に恐竜たちが(もちろん人形)!子たちにも大人気です。そして森を抜けた先にあるガラスの展望デッキからは、渓谷とその向こうに広がる景色を見渡すことができます。
トレイルは短く歩きやすいので、がっつりハイキングというよりは観光寄り。クタイシ周辺で、軽く自然に触れつつちょっと変わった見どころも楽しみたいときにちょうどいい場所です。
また近隣の
・プロメテウス洞窟
・テトラ洞窟
・オカツェ渓谷
・オカツェ(キンチュハ)の滝
・マルトヴィリ渓谷
も、ツアーやレンタカー、タクシーチャーターだと一緒に回ることができます。
⭐︎訪問レポート⭐︎
クタイシからのアクセス。かつてはクタイシからサタプリア行きのバスもあったが現在はないとのこと(2026年5月現在, 観光案内所情報)。しかたがないのでクタイシからタクシーで向かいます。片道約10-15ラリ。クタイシからはBoltも使えるので便利です。約15分ほどでクタイシ市内から到着できます。
さて、さっそく嫌な予感です。

たくさんの親子で賑わっており諸々と察しましたが、引き下がるわけにもいかないのでチケット売り場でチケットを買います。
サタプリアも基本個人巡回は不可能。恐竜の足跡が保存されるホールと、洞窟はツアーについていかないといけません。一応チケットには、ツアー開始時刻が書いてありますので、その時間にゲート付近に行くとツアーが始まります(今回はどの時間でも良さそうだったけど)。
聞くと、今日はクタイシの学校の遠足的なものがあるようで、たくさんの親子が大型バスで訪れていました。


🦕 恐竜の足跡ホール
まずは恐竜の足跡見学。ガイドさんがマイクで話してくれていました。この日はほとんどがジョージア人の親子とのことで、ガイドはジョージア語オンリー。数人いた他のガイドさんによると、ガイドは全員英語を話すことができて、ふだんは英語でもツアーしているとのこと。内容が聞けない上、解説パネルもないので情報が得られないというのはちょっともったいないですが、しかたがないので諦めます。個人外国人観光客には基本配慮されないというのは日常茶飯事です。
恐竜の足跡自体は良好な状態で保存されており、本物だとは信じられないほどくっきりと残っていました(私はちょっとまだ疑ってます笑)。子どもたちも恐竜と聞くと興奮しているようで、恐竜の子どもを惹きつけるパワーはどこの国でもすごいなぁと感じました。


🪓洞窟探検
ホールを出て、遠くの山々をのぞみながら崖沿いに歩いていくと、洞窟の入り口へ。
サタプリアというと、観光的にも恐竜の足跡化石を推しまくっているので恐竜のイメージが強かったのですが、実は洞窟もあるのです。これがまたすごい。

わかりますでしょうか。過度なライトアップ問題は一旦置いておきまして。
洞窟の天井から滴り落ちる石灰分やミネラルを含んだ水滴が地面に蓄積し、竹の子状に成長した生成物を石筍(せきじゅん)と呼びます。この静かな環境ですくすく育つ石筍と、水中で長い時間をかけて積み重なった地層が地殻変動により削り出されたダイナミックな地層が、同時にみられるのです。この一見相反するものの両方が同じ場所に存在し、それを同時に見ることができます。
いったいどのような地殻変動によってこの造形が出来上がったのか、妄想が膨らみます。
このときたまたま一緒になったあわれな外国人観光客と話をしながら進んでいたのですが、彼も地質学に興味があるとのことで、この洞窟の成り立ちの不思議について非常に共感し、めちゃくちゃ楽しかったです。
クタイシ周辺にはさまざまな洞窟がありますが、本当にどの洞窟もそれぞれ特徴があって、「ここに行けばオッケー!」とはなかなか言い難いです。しかし、個人的にはこのサタプリア洞窟が地学的プロセス全部盛りで、とっても感動しました。解説はジョージア語で全然わかんなかったけど。
🦕 恐竜の森と展望デッキ
そして洞窟を抜けると恐竜の森です。

子どもに大人気エリアかと思いきや、結構ママにも人気でした。そしてこの恐竜は動きます。
「でも近年は恐竜には羽があったっていう話だから、多分こんな見た目じゃないよね」とか話してしまう我々。現実をみているようでロマンのあるこういう会話大好き。
そして最後は展望デッキ。このスケルトンなデッキの上を歩くことができます。
雲は多めでしたが、遠くの山々も薄めに見えた日でした。そしてガイドさんは知らないうちに消えていました。

そんなこんなで全部で約1時間半程度のツアーが終了です。
ツアーとのバッティングを避けられたらもっとよかったな〜(どこかでも書いたような)という感じですが、結構満足できました。少なくとも、週末は外すことをお勧めします。
クタイシまでのトレイルを発見したので、もし歩き足りない!という方は、この道から歩いて帰ってみるのもアリかもしれません。

サタプリアへのアクセスと料金
【アクセス】
- クタイシからタクシー、チャーター、ツアー
- もはや個人観光でもタクシー一択。往復30ラリ程度が妥当です。
- ツアーやチャーターですと、プロメテウス洞窟など周辺も1日でまわれるので、かなり効率よく回れると思います。
【料金】
- 外国人大人入場料:30GEL
- 住民入場料:15GEL
- 6歳以下:無料
・・・など。その他は以下の画像からご確認ください(クリックで拡大できます)

クタイシへのアクセス
トビリシから
🚌 マルシュルートカ
トビリシ・ディドゥべ(Didube/დიდუბე)駅前のバス停から、マルシュルートカで約3時間
または、大型バスがいくつか出ています。オンラインサイトで予約も可能です。
メトロのディドゥべ駅を出て右手進み、少し離れたところにある “オクリバ(Okuriba/ ოკურიბა)” のバス停からです。
オンラインサイトで予約した場合は、出発がオルチャタラ(Orchatara)バスステーションの可能性もあります。どのバスステーション発か、必ず確認しましょう。
🚃 電車
トビリシ・ステーションスクエア駅から電車で約3時間
オンライン・現地予約が可能です。当日購入もできます。電車で到着するのはクタイシ空港駅になるので市内から少し離れたところになりますが、市内へのバス・マルシュルートカも頻繁に出ているので足には困りません。
他の都市から
アハルツィヘ・ボルジョミから
アハルツィヘからは1日4本(8:30, 11:30, 14:45)出ています。
ボルジョミからは1日2本(9:00, 11:30)、9:00はバトゥミ行きで途中下車する形です。
ポティから
以下のスケジュールで出発しています。
ポティ発:6:25, 7:05, 8:10, 8:40, 9:05, 11:15, 12:05, 13:20, 14:50, 18:10
バトゥミ・コブレティ方面から
具体的な時間は分かりませんが、マルシュルートカが存在することは確かです。
この区間だと大型バスも運行していますので、そちらの利用がおすすめです。オンラインで予約できます。
※ マルシュルートカの時間は日にちによって変更があることもあります。前日にバス停で確認することをおすすめします。



